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コートハウス

第5話 再計画

工事請負契約も完了し、2013年10月に着工する予定でしたが、前回のお知らせの通り着工が延期になりました。
理由は、住宅ローンや登記など様々な要因が重なり、その解決策として建築場所を変えようということになったからです。計画した建物が変更した土地にすっぽりおさまれば良かったのですが、当然そんなことはありません。
敷地に合わせて再計画をし、再設計をし、再見積をしなければなりません。
これらに要する期間、数ヶ月という単位で延期することになりました。


建築場所を変えるといっても建築主の実家の同じ敷地内なので、当初の計画場所から40m移動しただけです。しかし、上記の「様々な要因」を解決するために、確定測量をし、境界立会をし、分筆登記をし、農地転用手続をしなければなりません。それだけで2〜3ヶ月かかってしまいます。



2014.1.28

確定測量が完了し敷地境界がはっきりしたので現地調査を行いました。


新しい建築地は道路、赤道、母屋への通路に3方を囲まれた細長い敷地です。真北に対しておよそ45°傾いているので、写真右手前から左に伸びる道路が北西にあたります。中央から右奥に伸びるコンクリート舗装の部分が母屋への通路(私有地)。木々が生い茂っているところが今回の敷地です。当初の建築地は母屋への通路を行った先、この写真右奥の方向です。
それにしても、空が青い!!


敷地北東側の赤道(あかみち)です。
「あかみち」とは里道の通称で、道路法の適用外となる道で、公図上赤色で着色されていたことからそう呼ばれています。
写真のように実際に近隣住民の道として使用されている場合はわかりやすいですが、長い年月の内に周辺敷地と一体になっている場合もあります。自分の敷地だと思っていたけど実は真ん中に赤道が通っていることもありますので建て替えなどの建築の際は注意が必要です。
赤道は国有地ですのでその上に建築することは出来ません。(今回は関係ないですよ。)


新しい敷地は道路に接するため利便性は良いですが、現状地盤面と差があるので盛土が必要となり、それにより地盤改良も必要になると思われます。当初計画よりコストアップになりますが、その分をなんとか建物の方でコストコントロールをして予算内におさまるよう再計画をします。



2014.2.7

再計画案(当初計画からつづけてE案とする)を提案しました。
なるべく早くプランを決定するために手書きで提案しました。


配置兼1階平面図です。
建物自体に要望の変更は無いので、敷地に合わせて間取りの変更を行いました。私としては既存の立派なしだれ桜と柿の木を出来れば残したいと思い、中庭から木を眺めて四季を感じていただけるような計画・配置としました。


2階平面図です。
バルコニーの下階がスキップフロアとなっているため、数段上がるようになっています。バルコニー先端でしだれ桜を間近に見えます。


バルコニー及びスキップフロアの断面図です。


外観パース南西面です。外壁はコンクリート打放し風がご希望とのことでした。

外観パース東面です。


主に下記の変更要望がありました。

  • 外観は出来るだけ総2階建てに見えるようにしたい。
  • コストダウンのために、スキップフロアをやめても良い。
  • バルコニーの階段はやめる。